鉄壁の守備職人育成通信#6

うも!けんごです!

 

今日は木曜日(2/11)の投稿でも

予告していた通り、

2種類の練習について

解説していきたいと思います!

 

まだその時の投稿を

チェックしてない!

という方はそこに基本的な

ことは書いてあるので

 

一度目を通してから

このブログを見てください!

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”練習効率が爆上がりする

2つの練習方法とは”

 

はい!ということで、

今回はノックの受け方を

解説する中で2つの練習方法に

触れて解説しました。

 

それが

ブロック練習”

ランダム練習”

の2つになります。

 

Instagramの投稿でも

お話しした通り、

 

この2つの練習方法には

お互いにメリットデメリット

存在しこの2つのバランスを

考えて練習することが

 

練習でみるみる上手くなる選手

全然成果の出ない選手

運命の別れ道になります。

 

”練習方法に関する

とある実験で・・・!!!”

 

ず初めに練習方法に関する

とある実験を紹介したいと思います。

 

Aというチームは

打撃練習をするさいに

 

まず15球続けてストレートを打ち

次に15球続きてカーブ、そして15球

チェンジアップと計45球打つ。

(これが”ブロック練習”です)

 

続いてBというチームも

同様に15球ずつ3セットの

計45球打ちますが、

 

こちらのチームは、

ストレート,カーブ,チェンジアップ

の3種類を順不同に打つ。

 

つまり。打者は次にどの球種が

くるか分からない状態での練習。

(これが”ランダム練習”です)

 

そしてこの両チームの

45球のうち何本が

ヒットになったかを数えて

データにした実験があったそうです。

 

 

2つの練習方法を12セッション

行った時点でA,Bどちらのチームの

ヒット数が多かったと思いますか?

 

結果はいかに・・・!!!”

 

正解は・・・Bチーム!

どうですか?予想はあってましたか?

答えの解説を見る前に

 

何で?そう思ったのか?

直感も大事ですが

この自分の考えをしっかりと

言語化することも大事です。

 

ので解説を見る前に

一度自分の答えの理由まで

しっかりと考えてみましょう。

 

ではなぜBチームのが

結果がよかったのか?

 

これ実は序盤までは

ブロック練習を行っていた

Aチームの方がヒット数が

多かったそうですが、

 

Aチームは8セッション目を

超えると向上しなくなり、

 

一方のランダム練習をした

Bチームは最初ほどAチームに比べ

伸びはしませんでしたが、

 

ヒット数自体は継続的に向上していき

10セッション目あたりで

Aチームのヒット数を追い抜き

その後もヒットを伸ばし続けた。

 

という結果(データ)が

得られたそうです。

 

なぜ結果がこうなったかは、

BチームはAと同様の

”打つ”というスキルに加えて

どのボールが来るか見分ける

 

”意思決定”スキルが必要

とされるため、

最初は結果が出づらく

Aに遅れを取っていたものの

 

練習を重ねるごと

意思決定のスキルが高まり

それと共に打つスキルも

向上し続けることになります。

 

人は同じ動作を繰り返していると

考えなくても出来るようなります

 

それがブロック練習という状況で、

考えなくても出来るように

なってしまうから

 

スキルの向上もストップ

してしまう訳です。

 

だからブロック練習の様な

ノックを1000本受けたところで

200本で一定のスキルが向上したら

残りの800本は無駄な訳です。

 

これが僕が前にInstagramでも紹介した

”報われない努力”にも繋がり

実験的にも証明されている訳です。

 

一方のランダム練習は、

1回ごとに考えたり見分けたり

判断をして脳が働き続けるため

技術も向上していきます

 

この実験の結果を

試合の成績に置き換えて

見れば分かりやすいと思います。

 

いつどの球種が来るか分からない

ランダム練習

試合により近い状況なので

 

Bチームは練習を重ねるほど

実際の試合でもヒットが

生まれやすくなると思います。

 

ブロック練習を行うAは

Bに比べ球種を見分けるという

スキルを学ぶことが出来ていない為

 

試合では高いレベルの

パフォーマンスを発揮することは

出来ません。

 

多くの選手が最初、

ランダム練習を難しいと

感じると思います。

 

なぜならその練習から

ぶべきことが多いため、

習得にどうしても時間がかかります

 

しかしこれは

マスターするのが難しい分、

得るものも大きく試合に役に立つ

と言えると思います。

 

ブロック練習

ランダム練習に比べて

に見えて現れる効果

早く分かりやすく現れやすいですが

 

期的に見ると

成果は上がりにくく

ランダム練習の方が

成果が出やすいと言えます。

 

ブロック練習は

その場の指導者の目の前では

パフォーマンスが上達したとしても

その技術が試合に直結するか

 

と言われれば

そうではない事例が

少なくはないとも

言われています。

 

”ブロック練習はなのか?”

では、ブロック練習は悪なのか?

そう聞かれたら答えは”No"です。

 

ブロック練習自体は、

本的な技術を習得するために

非常に有効的な手段であり

 

基本を得ていない状況で

ランダム練習を行っても

むしろ効率は落ちてしまいます。

 

しかし、ブロック練習で得た技術を

試合で発揮するためには

「試合のための練習」

つまりランダム練習が不可欠であり

 

フォーマンスの上達と、

それを試合で発揮する能力

というものは別物だということです。

 

 

”これで練習効率爆上がり

選手の学習効果を高める

段階的練習方法!”

 

STEP1

 

技術練習を高める最初の段階、

パフォーマンスを急速

向上させるために

ブロック練習を行う

 

STEP2

 

変化がないブロック練習は、

基礎的なレベル以上を求める

段階になると学習効果が

期待できなくなるため、

 

一定のスキルが身に付いたら

数個のスキルを組み合わせた

試合に近い状況に近い

ランダム練習に移行

 

STEP2:POINT

 

ランダム練習は、

すぐには成果が見えにくいため

最初はパフォーマンスが

下したように感じる場合もありますが、

 

学習したことの保持力が高いため

見えにくいところで

着実に積み重なるため

 

成果が出ないとやめることなく

慢強く続けることが大切です。

 

試合や実践練習の中で

課題が見つかったら、

 

最初の基礎に立ち返り

課題の部分のブロック練習で

基礎の定着を再度行う。

 

守備でいうならば、

試合でエラーをした時に

そのエラーの原因となるものが

”打球の入り方”だったとしたら

 

打球の入り方を

ブロック練習でひたすら

反復練習を行いましょう。

 

そしてそこのブロック練習で

ある程度出来る様になったから

と言って満足してしまうと

また同じミスをしてしまいます。

 

 

その後しっかり

いつ自分のところに

飛んでくるか分からない状況で

強弱や左右など散りばめるといった

 

ブロック練習で得たスキルを

実践の中で使える様になるまで

”ランダム練習”を行い

その上で、試合に臨みましょう。

 

選手である自分自身も

指導者も

早く結果が欲しい

と思ってしまうため、

 

つい結果の見えやすい

ブロック練習に頼りがちですが

試合ランダムな状況」

ということを忘れてはいけません。

 

〜まとめ〜

そしてここで途中に

実験の結果を問題にした時に

何で、そう思ったのか?

 

というところを

しっかり考えて欲しいと

わざわざ僕が伝えたフラグを

ここで回収したいと思います。

 

きっとあなたはBと答え、

理由もより実践的だからと

答えれていると思います。

 

じゃー、そこで自分の

練習を一度振り返ってみて

欲しいです。

 

”ブロック練習”ばかり

やってしまってないですか?

 

どうすれば試合のために

上手くなるのか

 

頭では分かっているのに

それを実践できていない。

 

そんなことになってないですか?

練習しても上手くならない

その落とし穴って

 

案外自分自身に

あったりするものです。

 

分かっているなら

やるしかないが答えです。

 

春までもうノンビリ

している暇なんてありません。

気付けば夏も来て引退です。

 

上達するまで

最短ルートで追い込む。

 

けど最短ルートってもう

何かわかりますよね?

目の前の結果を求めて

ブロック練習に頼ることではなく

 

一見道のりが長そうに見えて

けど本当の上達の近道である

ブロックとランダムの

ミックス練習です。

 

しっかりと実践してみましょう!

 

おまけ

 

ちなみにノックとかも

自分のところに来るって

分かってるノックは、

 

ブロック練習ですね。

 

一歩目が、打球判断が、足の運びが、

この辺を課題に思ってる人は

間違いなくランダム練習をしないと

試合で突然出来る確率は鬼低いし

 

とても時間のかかることなので

今紹介したようなブロック練習的な

ノックをやっていても

克服する方法としては

 

死ぬほど遠回りになるので

気をつけて下さい。

 

また、日本の伝統のような

凝り固まった概念を持っていると

どうしてもブロック練習

頼りがちなケースが多いです。

 

なのでどうしても

練習で”ランダム練習”を

取り入れることが難しい

 

自分じゃ今の課題を

どうやってランダム練習に

していいか分からない!

 

という様な選手は

今の現状を聞いて

どうやって練習すれば良いか

 

個別で考えさせて頂くので

気軽にメッセージください!

 

それでは今週も

ここまで読んで頂き

ありがとうございました!

 

質問、感想等も

大歓迎です!是非送って下さい!

お待ちしています!

 

Have a Nice Baseball Life!!!